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動物行動学において「アルファ」という言葉があります。
意味としては「群れのリーダーとしての個体」となりますが、別の意味においては
「既存になかった行動を新しく起こす個体」とも言えます。この新たな行動が群れ
に浸透し、やがて群れ全体の習慣的行動へと変容することもありますが、そうなら
ないこともあります。いずれにしても全体が持っていなかった行動を起こす個体と
いう意味で、これをアルファと名付けます。

動物の社会のみならず、人間の社会においてもアルファは存在します。

・集団が苦手、もしくは独りでも割と平気
・規範やルールをひたすら遵守するのが苦手
・みんなと同じ価値観を持つことや集団行動が苦手
・理由無く時々とっぴな行動を衝動的に起こす
・振り返ると一般的な人生を送っていない気がする
・人脈や人間関係の総入れ替えが起こることがある
・みんなと楽しく盛り上がっていても「なんか違う感」がある
・楽しいだけ、美味しいだけ、ワクワクするだけ、に違和感がある
・師匠やメンターからなぜか遠ざけられてしまう

こういった人はアルファの傾向が強いといえます。これは生まれつきから持っている
「魂の衝動」が他の人と違うからで、いわゆる「お役目」が明確にある人と言えます。
人は通常、【守・破・離】のステップを踏んで成長していきますが、アルファの人は
生まれつき【離】にあるわけです。離 ですから師匠やメンターの下にずっといられま
せん。それどころか本人が自覚する前に師匠やメンターが魂レベルで先に気づきます。
なんとなく他の人よりも厳しく当たられたりして、やがてはその集団から離れざるを
得なくなったりします。

アルファタイプはそもそも今まで誰もやらなかったことを最初にやることを目的とし
てこの世に生まれてきていますから、既存の習いは身に付きません。ところが子供の
頃は力も無く生き抜く術も持ち合わせていませんから、大人の押しつけや周囲の圧力
に負けて、むしろ劣等感やコンプレックスを抱えて生きることになってしまうことも
少なくないのです。

ビジネスにおいても同様で、
・自分にしかできないこと
・誰も今までやらなかったこと
を志すことがアルファの特徴です。

こういう場合、一般のコンサルティングを受けても成就しません。コンサルタントが
アルファでなかった場合などは逆にコンサル側から劣等生呼ばわりされることも見受
けられます。

またアルファ本人も、不幸にも自身がアルファであると自覚できない場合、なかなか
その劣等感はぬぐい去ることができずに苦しむことになります。もともと理解者が少
ないので、まぁこれは仕方のないことでもありますが。例えば家電でいえば専用機な
わけでして、トースターなのにオーブンの真似をしたってうまくいかないんですね。

つまりアルファは最初から
守・破・離の離のポジションにいるわけで、もともとオリ
ジナルな「独自の流派」を興すべく生まれてきた魂を持っているということです。

「戦わずして克つ」魂の戦略コンサルティングは、とくにそういったアルファタイプ
の人、経営者に対応したプログラムになっています。実際に塾生の多くは個性の強い
アルファが多くいます。


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