インカの戦士

他人を負かす力があることを「強い」と呼ぶ。


なぜこうなってしまったんだろう??? と思うわけです。縄文時代以前の発
掘からは、殺されたと思われる人骨はほとんど見られないんだそうです。と
すると命を奪い合う戦いが生まれたのは弥生時代からだということ。農耕が
始まり、土地や作物の所有や権利が生まれた頃からなんですね。


古来、戦士というものは「勇敢さ」を競うものであった。だから勇ましく見
せる。刺青を入れたり派手に着飾ったり。そして敵の前で勇敢さを見せつけ
る。どちらが勇気あふれる戦士か。そこで勝敗が決まりお互いをたたえ合う。
人間にかかわらず、動物の世界でもオスはそういう戦い方をします。食物確
保のための狩りは別として決して相手の命を奪うような無用な戦いはしない。

「克つ」には美が宿る。見るものや相手に活力を与えることができる。
「勝つ」は「負け」を生む。敗者は劣等感や屈辱感を味わい、そのリベンジ
の動機をもって負の連鎖、奪い合いの螺旋を生み出す。

勇気ある人は美しい。
果たして相手を負かす人はどうなのだろうか。

ビジネスも戦いである。
経営において「戦士」でありたいのか「兵士」でありたいのか。
真の強さとは何か?が問われる時代なのだ。



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